錦戸電気のシゴト Works

施工管理 キャリアアップモデルケース

施工管理者 Iさん(入社5年目 ※2023年8月時点)

20代、施工管理者未経験からの挑戦。
「自分ができるようになる」から
「みんなでやるからできる」を
身に着けた
最年少3億円プレイヤー、
成長の軌跡。

【1】 ご自身が成し遂げてきたことをもとに、ご自身を「○○をした男」と表現してください。

「素晴らしい人たちに巡り合ってきた男」です。私は、若い時から色々なことに積極的に挑戦したいと考えています。しかし挑戦してもすぐにあきらめたり、投げ出してしまっては意味がありません。挑戦するからには、厳しい局面でも音を上げずにくらいつき、責任感をもってやり遂げることをモットーにしています。それを続けてきた結果、手を差し伸べてくださる方や背中を押してくださる方、叱咤激励してくださる方など、本当に素晴らしい方々に巡り合うことができました。今の自分があるのもその方々のおかげだと心から思います。

【2】 入社1年目の頃についてお伺いします。
特に印象に残っているエピソードは何ですか?またその理由は?

前職では職人をやっていたのですが、錦戸電気に入社して初めて代理人に挑戦させて頂きました。錦戸電気の仕事の規模は想像以上に大きく、当初は圧倒されて緊張しました。面積でいうと7000平方メートル、施設種別でいうと総合福祉施設などの大型施設案件ばかり。一年目から、先輩について大規模案件に取り組めたことは、その後の自分の成長に大きな影響を与えてくれたと感じています。もちろん最初は、「本当にこんな案件担当できるようになるのだろうか」という不安もたくさんありましたけどね。
当時面倒を見てくださった先輩は自分の7歳上の方なのですが、頑張っても追いつくことができるのかが心配になるほど優秀でして。私が「そこまで丁寧に、細やかに仕事を進めながらすべてを一人でできるなんて本当にすごいです」と言ったときに、「一人でやっているわけではないよ、みんなでやっているからできるんだ」という答えを返して頂いたのです。非常に感銘を受けました。この先輩のようになりたいと強く心に誓いました。

【3】 入社1年目の頃についてお伺いします。先輩から受けた指導のうち、最も自分の糧になったと感じたものは、いつ、どのようなときに受けた、どのような指導でしたか?

私の恵まれているところは、先輩方全員に面倒を見て頂いた経験があることです。お一人お一人の良いところを吸収できたと思っています。最も自分の糧になったと感じるエピソードは、やはり前述の「一人でやっているわけではないよ、みんなでやっているからできるんだ」という言葉を頂けたこと、早いうちからそれを実践するための心構えができたことですね。自分ひとりの力を頼みに自己判断でどんどん進めるというよりは、周りと意見交換しながらお互いに協力しやすい関係性を作り、協調的に仕事を進められるように心がけてきました。

【4】 入社3年目の頃についてお伺いします。入社直後と比較して、3年目の自分が最も変化したポイントはどこでしたか?

3年目は、いよいよ自分ひとりで現場を任せてもらえるようになったタイミングですね。それまでは次席の役割で現場を担当していましたが、現場監督(主席、メイン担当者)として担当するようになりました。現場監督になって初めて知った苦労も多くあります。それまで扱ってこなかったお金の管理や安全面の責任など、すべての責任を自分が持つというプレッシャーはかなりのものでした。現場の職人だけでなく、ご発注いただいた建築会社のトップ、メーカーの営業担当者様、設計事務所の担当者様など、多岐にわたって関係者全員との打合せを実施する必要があることも初めて学びました。つまり、ヒト・モノ・カネすべてにおいての責任範囲が増えたということです。断片的にはありますが、経営の一端を学ぶことができた点が3年目の大きな変化です。

【5】 入社3年目の頃についてお伺いします。チームにおけるご自身の役割や、仲間とのコミュニケーションの取り方に変化はありましたか?
またコミュニケーションにおいて大切にしていることは?

1年目の頃は仕事を覚えたい、前に出て自分がやりたい、という気持ちが先行し、とにかく自分にできることを、周囲を顧みずにがむしゃらに頑張っていたと思います。3年目になると、立場上、人に任せなければ仕事が回らない場面が増えました。むしろ、適切なタイミングで適切な人に任せる自分の判断力やコミュニケーション力を鍛えることが重要だと思います。私は、仕事に対して、人に対して、現場に対して、常に一生懸命やってきたつもりです。先輩方も優しいので、その姿勢を汲んでくださったのではないかと思います。もちろん、自分の姿勢や思いが伝わるように具体的な努力もしてきました。私は言葉で伝えるよりも、姿勢で示すことを重要視しています。それを繰り返すことで、自然と「稲本君が言うのなら」という言葉を返していただけるようになりました。大した知識もない、経験も乏しい自分がここまでやってこれたのも、このように温かく力を貸してくださった皆さんのおかげです。

【6】 入社3年目といえば、初めて3億円相当の案件を担当した時期ですね!
こちらの案件担当を通じて学んだこと、感じたこと、プチ自慢をよろしくお願いします。

普通に考えて、3~4年目の社員にここまで大きな案件を任せてくださる企業は他にないですよ。重ね重ね、挑戦させて頂きありがたいです。もともと、小学校の案件をずっと担当したいと思っていました。そこで思い切って立候補したのですが、想定していたより複雑な構造で、工法も特殊なケースだったのです。あとから、ここだけの話として社長にお伺いしたのですが、会社としては、自分の力量では担当できないだろう、いつ自分が音を上げるかと心配しており、いつでもフォローできるよう万全の態勢を整えていたそうです。そして社長は社長で、「会社として20代の社員にあの現場を担当させる判断をするなんてありえない」と周囲から言われていたそうです。普段担当する案件以上に、周囲の不安や期待を肌で感じながら、自分ができることを証明するために必死に取り組みました。くじけそうなときでも「自分はできる!」と強く信じ込んでまい進しました。結果的に、何があってもあきらめず、途中で投げ出さず、最後まで食らいつき、無事に完成させることができました。多くの方に心配やご迷惑をかけてしまったかもしれませんが、あのとき立候補した自分、そして自分の挑戦を支えてくださった会社に感謝の気持ちでいっぱいです。自分にとって忘れられない、最高の経験ができました。

【7】 今後挑戦してみたいこと、実現したい夢などありましたらお願いします!

入社5年経ってもわからないことばかりで、日々多くの方々に支えられていることを実感しています。いつか恩返しできるくらいの力をつけ、ゆくゆくは建設業界全体に対して貢献していきたいと考えています。なぜなら業界全体が、電気工事の面白さを若い方に伝えきれていないと感じるから。電気工事は面白いです。この面白さをうまく伝えられる人間になりたい。建設業界全体で若い方々の仕事離れが加速していますので、自分にしか発揮できないようなスピード感のある勢いを持って、若い方々を巻き込める人間になりたいと考えています。